2011年9月15日木曜日

リベラルアーツ(by マッツ)

リベラルアーツは、岩波ジュニア新書で読み進めているが、やっぱり、その紹介的な文体がいまいちと感ぜざるを得ない。かといってアポロドーロス(岩波文庫)でもどこか舌足らずな印象を禁じ得ないから困る。でも、既に、神話にはその語られる状況、つまり、ディオニソス的状態が欠かせないから、物語以上に適当なことを盛り込むことが可能であると判断できる。

面白いことは結果であって、そもそもそれが印象に残る面白い話だったかは、その時の状況状態語り口による。だから、神話においては、各聖書以上に個人のイマジネーションに依存することが客観化される。

この認識を生徒と共有したいが、それはなかなか難しいことだと思う。

「覚醒した認識の傍観者」とは良く言った言葉で、気がつけば人は皆ボーッとしてしまう。餌の安定供給に甘んずる「家畜」になってしまう。ここであくまでも自己の内部に主体となるものを認識することが肝要であるが、それは瞑想的な状態を知らない者にはほぼ不可能なことであろう。

私たちの脳は快感を感じる。それは背骨の延長線でのことだ。

脳は、脊椎の延長線上にはみ出した神経組織である。

快感を実感しようとする時、私たちは背骨を伸ばす。

それは、快感が背骨の延長線上の脳内で発生する仕組みだからである。

瞑想とは、この快感の主体的追求に他ならない。

背筋を伸ばし、快感物質を脳に送り、それをさらに視床下部を経て大脳前頭葉に集中させる。

私たちは、脊椎の延長線上の脳に、下から快感物質を送り込んで、視床下部を刺激し、「目醒め」を得ようとする。いわば、意識的な「欠伸」とその先に見えるもの、そしてその「結果」が瞑想の目的である。

アタマが良くなるためには、この瞑想的な体験と情報が欠かせないことだろう。

次回リベラルアーツは17日であるが、ギリシア神話を粛々と読み進める予定。参加希望者は岩波文庫版(アポロドーロス版も用意されたい。


2011年9月11日日曜日

9月博物館実習
















みなさん、こんにちは。

本日9月11日におこなった博物館実習の報告をします。

参加者は、3名。小6O君、小5ハム太郎先生に加え、初参加小6Tっちゃんです。

実習場所は、お台場にある科学未来館!

プラネタリウムは満席で入れなかったため、常設展のみを見学しました。

月の模型(中秋の名月を意識しているようです。)や染色体の構造、脳の仕組み、実際の宇宙船などが展示されていました。



そして、
そのあと、近くの船の科学館へ。

タービン機関の仕組みなどを解説しつつ、

最上階のラジコン船で大盛り上がり。



最後に、フジテレビへ行きたかったのですが、ここで時間切れ。

近くのベンチで作文の抽象構成を終わらせて解散しました。





多人数での実習は今回が初でしたが、

やっぱり集団の方が盛り上がりますね。
途中何度も笑い死にそうになりました。

来月は、10月9日明治神宮の予定です!こうご期待!!






公式ブログ『V-net職員会議中』もやってます。 http://s.ameblo.jp/v-net-blogroom
 V-net教育相談事務所 http://www.vnet-consul.com/

2011年9月5日月曜日

理系作文

みなさんこんばんは!
今週の課題作文について報告します。

参加は、いつもの4人。見仁子先生、市仁三太師匠、桜宮先生、ハム太郎先生。
笑羽バカ太郎先生は不参加でした。

今回は理系作文と称して「電気回路」に関する問題を3題用意しました。

実は9月から課題作文は、理系作文、文系作文、物語作文、200字作文を順番にやっていくことにしました。

というのも、これにはわけが2つあって、

1つは抽象構成を自然とトレーニングさせること。

理系作文、文系作文は、毎回3題問題があるんです。

そのうちの3題目は150字程度の記述です。それを完成させるために、文章を書くいくつかのキーワードが出てきます。

そのキーワードを1題目、2題目で説明させ、理解させる。そうすると、1題目2題目をまとめるだけで、あっという間に3題目も完成!

という魂胆です。長い記述をいやがる見仁子先生だって俄然やる気になって完成させてくれます!

まあ要するに、松永メソッドのうちの一つ、抽象構成法をちゃんとやらせようということです。

そして、
2つ目は、想像力を鍛えるということ。

理系・文系作文しかり、物語作文しかり。

問題には、彼等が想像して答えを書く事ができるような仕掛け(いたずら心ともいうかも)があります。
(その真相は、今回の理系作文で解説します!)

想像力は文章を書くときとても重要です。

想像力、多視点からものをみるアタマがないとダイアローグもままなりません。

四角いアタマを丸くする?ちがいます。

四角いアタマを立体にするんです。(Nバッグに勝てたかな。)

今回は、抽象構成より、想像力重視にしました。


さて、それでは今回の理系作文の問題です。

(1)電気がつく回路はどれでしょう。
よくある理科の問題です。今回は、これが分かっていれば、3問目が分かると思います。

(2)アルミホイル、プラスチック、たまごのうち、電子レンジに入れたら一番おもろいのはどれか自由に想像して答えよう。
本当は、絶対やっちゃだめ。でも、想像する分には自由。みんな興奮して書いてました。
(ただ、作成者の怠慢。あんまり3問目のキーワード解説とはなりませんでした。精進します。)

(3)電線に止まった鳥が感電しないのはなんで?
さて、なぜでしょう。実は、飛び入り参加の小六私立受験生Mっちゃんは、抽象化された無駄の無い答えを書き上げていました。やはり受験生強し。


以上です。なかなか先生方は、大嫌いな理科問題もさくさく書いて、講評まですることができました。

いつも今回みたいな活性化した道場を目指して、さらにおもろい問題を考えていきます!




写真は、夏の焚火登山もの。
左から、見仁子先生、S先輩、ハム太郎先生。



公式ブログ『V-net職員会議中』もやってます。

  http://s.ameblo.jp/v-net-blogroom V-net教育相談事務所 http://www.vnet-consul.com

2011年9月3日土曜日

国語記述コース(by マッツ)

8月最後の授業で、生徒たちに、「以前から言っていた通り、音読も明治まで終了したことだし、二学期からは、個人指導に戻るためにこの授業を解散したいと思う」と言うと、「この授業はオモロいから止めるな」と猛反対されてしまった。教師としてはこの授業で力がつかないこともないので続けてもかまわないが、国語個人指導専門の私としては万全の学力をつけるために一対一で指導した方が良いと判断したのだ。しかし、どうやら私の集団授業も評価されて良かったと思うべきようである。

私の国語記述個人指導を受けたものは、たいていがその通う進学塾で成績がトップクラスになってしまう。私からすればまだまだ全然未熟に思われるのだが、世間の国語記述能力の一般水準があまりに低いので、相対的に成績が上位になってしまうのである。

約半年で塾のクラスで2位の成績になった生徒の話を聞くと、1クラス13名で授業が行われているそうであるが、これではまず力がつかない。なぜかというと、この人数では、生徒一人一人の解答を検討し、それがどう違うのかを熟考させて、正解答に導く物理的時間的余裕がないからである。実際生徒の答案を見ると、あっている場合でも×(不正解)になったり、不十分である場合でも◯(正解)になったりしている。しかし、これは致し方のないことである。私でも現在の4、5名相手の授業でやっとこさなのであるから、10名を超える生徒をまとめて面倒見なければならない塾の教師たちにはまともな指導はできないことだろう。おまけにほとんどの生徒は記述解答ができないから、ちょっとでもまともに書くと面倒くさいから◯にしてしまうのであろう。またできない生徒はどうすれば正解答案を導き出せるのか解説してもらえない。復習としての宿題は、先生の書いた正解答(これも不充分なものであることが多い)を暗記して来ることで、毎回そのテストがあると言うから、無意味なことこの上ない。でも、多人数を面倒見ろと言われれば、そうするしか仕方がないかもしれない。結局、塾の集団授業では、できる者は不完全な解答で良しとされ、できない者は答えの暗記を強いられるのであるから、全く力が伸びないことになる。つまり、通うことに意味がないことになるのである。でも、親たちも入試国語記述を教えられないレベルであることがほとんどであるから、塾の指導のどこがまずくてどこを補充すれば良いのかわからない場合が多い。結果的に、親に記述力があって、しかも時間に余裕がある子だけが充分な国語記述能力をつけることができるようになることになる。つまり、塾の力で国語記述ができるようになるのではないのである。

しっかりした国語記述能力がつく者は、普通子どもたち全体の1%未満であるので、そうではない者たちは、算数社会理科を猛勉強して一流校に受かろうとする。一流校の中でもトップクラスの学校は、国語の他に社会や理科も文章記述解答が主体なので、単に相対的な偏差値が高いだけの子どもには、合格が難しい。このようなタイプの子どもたちは、慶應や海城などの選択肢の多い学校や、芝など抜き出し問題が多い学校を受験する方が無難であろう。



公式ブログ『V-net職員会議中』もやってます。http://s.ameblo.jp/v-net-blogroomV-net教育相談事務所http://www.vnet-consul.com