2011年7月3日日曜日

世間欲を持たない人々

最近子どもを順調に育てる秘訣はこれではないかと思ってしまう。

これは常々私の主張する「主体性」とも関わることなので以下やや述べさせていただく。

N君は、やや早熟な小6サッカー少年。今時の子どもには滅多に見られない日焼けした精悍な顔つき。三人兄弟の長男。

この子は、一度習ったことをそれ以下にすることがない。これはきちんと復習している証拠である。

中学受験をするつもりはないそうであるが、このタイプは国語記述力も着実に身に付けていくことが予想される。

この上で算数基礎力を付けて、算国で受験するのが望ましいが、受験校が限られる。そして、親は公立進学でもかまわないという認識。

実はこういう子どもの生い先が大きいのである。良き父親となって多くの世代交代を実現することも可能であろう。

つまり、この子は私立に行っても公立に行っても順調に成長する可能性が高いのである。

どうしてであろうか。

この子の母親は、子どもの純粋な成長を望むのみで、世間欲を持たない。

つまり、進学塾に騙されない。

この母親は、息子を世間と比較することをしない。主体的である。その子なりの成長を考える。

これと同様の母親が、中3生のH君の母親である。

H君は、早生まれのからっきし「奥手」。

母親は無理を要求せず、私のもとでの基礎学力の充実を心がけた。

音読、作文、国語記述、暗算。

彼は中学校に上がってメキメキ成績を上げてきた。こういっては失礼だが、もし私立中学受験を選んで子どもらしい生活が奪われていれば決してこのような成長には結びつかなかった。

母親は世間欲より子どもの自然な成長に賭けたのである。

目先のちょっとした利益追求を繰り返すことと、それなりの最大限の「収穫」を手にすることは全く違うことであるが、日頃よく植物を育てる私にはそれはしごく当然のことと思われる。

*写真はやっと出たオクラ。

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2011年7月2日土曜日

意識的復習


学んだことをよく定着させるには意識的な復習が欠かせない。

意識的な復習には、自分の何が至らないのかという自覚とそれを解決しようとする意志が必要である。

たとえば夕方の晩餐前の自宅前縄跳び練習ならできる子もいるが、これは14歳前の子どもたちには非常に難しい。

子どもに何かを修得させたければ、子どもに楽しく学習させることでこれを活性化してしかも印象に残るように工夫しなければならない。教え手自ら良い見本を見せることで自分の至らなさをリアルに認識させ、そのときだいたいできるようになったことを、家で復習して確実化するように仕向けることができなければならない。

これは、多くの指導者にとって非常に難しいことである。

だから、このことの一般的解決のために、テストなどを用いてプレッシャーをかけ続けるかできるまで長時間拘束するということになる。

これまでも重ねて主張してきたことだが、学問は自ら主体的に取り組むものがより良くできるようになるのであり、他からの強制によって学力を付けても人の役に立たないことが多いと言っても良いだろう。

学問の目的とは主体的になる習慣を身につけることと言っても良い。

そして、真の主体性のためには、他の存在の主体性を尊重することが欠かせない。

他のためにもなっていることが欠かせない。

自らの脳の状態に好奇心を持ち、そしてそれを向上させる方法を主体的に見つけ出して実践する。

そうした習慣をつけることが教育の目的である。

*写真はピーマン兄弟

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